子ども・自然・コミュニティが育ちあうまち

2011年1月19日 18時43分 | カテゴリー: 活動報告

延藤先生のおもろいまち話

手作りのプログラム 心がなごみます
手作りのプログラム 心がなごみます
 1月16日(日)午後、大野田小学校けやきホールで行なわれた「子ども・自然・コミュニティが育ちあうまち」に参加しました。
 
 延藤安弘先生は、現在愛知産業大学大学院教授、NPO「まちの縁側育み隊」の代表理事を務めておられます。そのお話は「幻燈を使った幻燈ーク」。無声映画の活弁士さんを彷彿とさせる、軽妙でほろりと来るお話ぶりに心なごみ、元気をもらって帰る・・・。まちづくりのヒントを探す全国の人々に引っ張りだこの先生です。

 延藤先生は、武蔵野市緑町の「都市整備公団(現在のUR)緑町パークタウン」の建て替え(86〜92年)にあたって、住民参加によるまちづくりに大きな役割を果たされました。
 
 この日は、緑町パークタウン自治会とけやきコミュニティ協議会の共催で、約100名の参加がありました。現在クリーンセンターの建て替えの検討が進んでいます。「けっして焼却施設を望んでいるわけではない」けれども「どうしても必要なものならば、新しい施設をきっかけによりよいまちづくりを」と施設周辺整備協議会が設置され、周辺住民の皆さんでこの会が企画されたそうです。

 緑町パークタウンは、住居棟が曲線的に配置されている、各棟の1階中央に通路がある、など、通常の大規模団地に見られない特徴があります。これらは、熊本大学教授だった延藤先生の研究室が行なった、当時の団地住民からのアンケート・ヒアリング結果を反映したものです。
 
 「この場所にはカナブンがいっぱいいる」「この木は子どもたちが木登りするのにちょうどいい」「この一画は、子どもが遊んでいても必ず誰かが見ててくれるという安心感がある」など、86年当時あまり価値がないと思われていたささやかなくらしの一コマ一コマ。延藤先生はそれらを拾い上げて、ハコモノとしての団地ではなく、ひとりひとりの息遣いやぬくもりの感じられる住居を作ることを提案してくださったのです。

 建て替えから約20年。延藤先生の「効率優先でない、ぬくもりのある住まい」は今本当に求められている視点です。延藤先生の先見性、方向性の正しさが実証されているのだ、と感じました。
 
 幻燈ーク、茶話会での意見交換の最後に、延藤先生がまとめをしてくださいました。7項目もあって、「ん? まとめにしては項目が多いな?」といぶかしく思っていたら、謎が解けました。 7項目のアタマの字をつなげると・・・「そ・だ・ち・あ・う・ま・ち」この日のテーマになっていたのでした。

・・・そろっていつもおもしろいこと楽しいことを重ねる
・・・だんだんと仲間の輪を広げ、ゆるやかな群れをつくる
・・・チャンスをつくろう コミュニケーションが高齢者の健康を育む
・・・主(あるじ)をそだてよう!
・・・倦む(うむ)ことなくオリジナルを求めつづける
・・・ままならぬ状況変化にかかわらず、小さなはばたきと感動表現を
・・・ちがう意見・トラブルをエネルギーに変えよう!

 武蔵野・生活者ネットワークと西園寺みきこは、緑町パークタウンでの住民参加、ひとりひとりのくらしを大事にするまちづくりの姿勢に賛同し、その理念を広げてまいります。都会の集合住宅であっても、安心して住み続けられるまちを目指して、提案してまいります。