福島の声を聞いて! 福島原発告訴団「被害者証言集会」に参加しました

2014年3月2日 11時54分 | カテゴリー: 活動報告

会場の豊島公会堂は、まもなく取り壊しが決まっているクラシックなホール。開場前から多くの参加者が列を作りました。

 3月1日(土)、豊島公会堂で福島原発告訴団主催「これでも罪を問えないのですか! 被害者証言集会」が開催され、西園寺みきこはスタッフ参加しました。
 
○今言わないでいつ言う? 私たち大人が言わないで誰が言う?  
 
 集会には福島県や山梨県からバスを仕立てて駆けつけた方々を含め、800人以上の参加があり、10人の方から発言がありました。(集会の動画はコチラhttps://www.youtube.com/watch?v=x4n14TcK79U) 
鏡石町から北海道に自主避難した本田淳子さんの「この理不尽さ、このむごさを私たち大人が言わないで誰が言うのですか? 原発再稼働と政府が行っている今言わないで、いつ言うのですか?」と胸に迫る発言には、満席の会場から拍手が起こりました。ハンカチを目に当てている人も・・・。 (集会アピール文を文末に置きましたのでお読みください)
 

検察審査会が開催されたかどうか、審査が進んでいるかどうか、一切公表されないという説明に、会場からため息が・・・。

○検察審査会への申し立て
 
 福島原発告訴団は、昨年9月の「全員不起訴」判断の後、ただちに「検察審査会への申し立て」を行いました。
 (この不起訴判断が、東京五輪招致決定の直後というタイミングだったこと。また本来福島地検に告訴を行っていたのであるから、福島地裁内の福島検察審査会で審査されるべきであったのに、東京地裁へ「移送」され、より関心の薄い東京都民による審査、としたこと。どちらも国民の関心をそらす恣意的な操作としか思えません)
 検察審査会は、無作為抽出による有権者11人が1チームを作り、専門家でない一般市民が、公訴権に民意を反映させるために昭和23年に始まった制度です。申し立てが「起訴相当」「不起訴不当」「不起訴相当」のいずれに当たるかを、判断します。
 福島原発告訴団の申し立ては、東京地裁第5検察審査会にかけられていることまでは判明していますが、審査会の趣旨により、審査員の氏名はもちろん、内容は一切非公開。開催期日も国民に知らされません。いきなりメディアを通じて結論だけ発表される、というしくみになっています。
 
○福島県民は置き去り?
 
 東京五輪誘致決定の直後に、福島原発告訴団の告訴が「全員不起訴」とされたのはあまりにも象徴的です。オリンピックで3.11以降の重い空気を吹き飛ばそうという空気の中で、福島が忘れ去られていく・・・。
 福島では原発の収束作業にあたる作業員の方たちがオリンピック関連事業へ流れ、ますます作業計画が遅れている、と切実な声があがっています。今後オリンピック施設の建設事業が本格化すれば、福島の復興はストップしてしまうのではないか、置き去りにされるのではないか、とすら感じている。これが今の福島県民の本当の気持ちです。
 
○福島の声を聞いてください

福島原発告訴団が新たに作成したリーフレット。                      

福島原発告訴団・編 これでも罪を問えないのですか!定価:840円(本体800円) 発行:(株)金曜日

                                                                 
 
 
 
 

シングルマザー、介護者などさまざまな立場で3.11原発事故に遭遇した女性たちの聞き書きです。生の声を聞いてください。

 

 

 

 

 

 

 

聞き書きを発行した、NPO市民メディア・イコール(福島県郡山市) http://www.npo-equal.com/

 

 

 

福島原発告訴団 「被害者証言集会」 アピール 

春の弥生ついたち その暖かさは  しばしの間地面からの放射線を遮っていた雪をとかします まだ寒そうな裸の樹に今年も食べられないかもしれない 小さな山菜の芽を見つけます かけがえのない喜びが 悲しみに変わって 3年が経ちます

原発事故は終わっていません 被害は拡大の一途です

過酷を極める被曝労働
間違えて少なく計算されていた汚染水の放射能濃度
田畑に 道沿いに 累々と山積みされる  あるいは家の庭に埋められ除染の放射性廃棄物
帰還政策の中で  避難先から元の場所学校にバスで通う 子どもたち
発見されつづける甲状腺癌 聞こえてくる健康被害
矛盾の中で危機にさらされる第一次産業
先の見えない避難生活にため込まざるを得ないストレス

証言者たちのことばの中に  報道されない現実が溢れてます
しかし 被害者たちの声をかき消そうと  襲いかかるような勢いで新たな放射能安全キャ ンペーンが流布されています
帰還政策が強引に進められています
被害が無視され 必要な救済がされません
人々は疲れ果て 物言えぬ民にされています

何度でも思いだそう
わたしたちは被害者だ
理不尽な被害にあった者たちだ

疲れ果てた心に そう思い続けることは どんなにたいへんなことか

でも わたしたちは選ばない
復興と言う祭りに踊らされ
秘密保護と言う 目隠しをされ
不当なリスクまで受け入れ黙って生きる道は選ばない

私たちの告訴は検察によ り全員不起訴になりました
今 人知れず 11 人の東京都民による検察審査会が開かれています

このような事故を二度と繰り返さないために
誰かの犠牲を強いる社会を変えるために
責任を負うべき人々には  民主主義のしくみの中で過ちを償って欲しいのです

甚大な被害を前に 誰の責任も問われないことの理不尽さを真実 が明らかにされないままこの事故を終わりにさせてはいけないことをこの原発事故が人類の在り方を問われていることをわたしたちは訴え続けて行きましょう

2014年 3月 1日 「被害者証言集会」参加者一同