東村山市で、子宮頸がんワクチン接種者の全数調査が実現!

1月29日、生活者ネットワーク新春のつどいで、古賀茂明さんのお話を伺いました。

子宮頸がんワクチンによる被害は、定期接種になった2013年4月以降、広範な副反応による健康被害が報告され、6月に「積極的勧奨の中止」という判断がされ、現在まで続いています。西園寺は、2013年5月の厚労省検討部会を傍聴し、(当HP2013年5月19日記事をご覧ください)全国で2,000例を超える副反応の症例があり、重篤なものが100例以上あることを知りました。

 2013年6月議会では、「接種をいったん立ち止まるべき」と主張しました。その後も、予算委員会決算委員会などで、市内で被害報告がないことを確認しています。同時に、「被害の報告がないからと言って、被害がないとは言えない。原因がわからずに苦しんでいる娘さんがいるかもしれない。鎌倉市・国立市で実現している接種者全数調査をやるべき」と担当課に要望してきました。

 2月11日の朝日新聞記事によれば、東村山市で接種者全数調査が予算化された、とのことです。東村山・生活者ネットワーク市議の大塚恵美子さんの粘り強い活動の成果です。市長による「被害者救済に市として何が可能か検討する」というコメントも、当事者に寄り添う姿勢を明確にしたものと評価します。

 ワクチンによる被害者はこれ以上出てほしくない。しかし、1年以上経ってから、発症するケースも少なくないことがわかっています。原因不明の痛みや体調不良で悩んでいる親子が、今この瞬間もまだまだいらっしゃることを思うと、悔しくてなりません。まずは専門医療機関で診断が下り、原因をはっきりさせて、ワクチン被害の残酷さを明らかにしていく。声をあげていきます。