武蔵野市議選の結果は、都内自治体とは違った様相となっています

 今回の統一地方選挙の全体像がわかってきました。都内での傾向と、武蔵野市での傾向の違いがはっきりしています。
 

 投票率は上がった

 武蔵野市は、前回44.25%→今回46.96%(2.71%増加)これは明確な伸びです。20代の男女の候補者などを含め「子育て支援」「児童館施策」が争点になったことが大きいと思いますが、市選管の啓発活動の効果も検証していく必要がありますね。

4月29日朝日新聞朝刊より

 都内では、区議選43.23%→42.81%(0.42%減少)、市議選46.64%→46.96%(0.32%増加)、町村議選56.98%→58.92%(1.94%増加)。武蔵野市での投票率の伸びは、注目すべき点です。

自民は躍進していない

 記事にあるように、都内では「自民党と共産党が増やし」「民主党が減らし」「公明党・社民党・生活者ネットが微減」となっています。

 武蔵野市では、

自民党(無所属含む)5人→3人→4人。

民主党(無所属含む)4人→3人→4人。

公明党3人→3人。共産党3人→3人。

生活者ネット1人→1人。市民の党3人→4人。

無所属7人→6人→7人。

という結果で、自民党が躍進したとは言えない状況です。共産党・公明党・生活者ネットは維持。保守系無所属の現職4人が落選。保守系新人3人と維新の党新人も届きませんでした。(生活者ネットの新人も及ばず)  民主党は議席を減らしておらず、これらの点で、都内全体の傾向と異なっています。

 (ちなみに○人→○人→○人という表記は、「2011年改選時」→「都議選・市長選などを経た今回の改選直前の状況」→「今回の選挙結果」という意味です。無所属の方をどこにカウントするかは議会内会派の状況を参考にしました)

 2歳若返った

 前回26人の平均年齢は51.7歳。内訳は30代2人、40代8人、50代12人、60代4人。

 今回26人の平均は49.7歳。内訳は20代2人、30代2人、40代7人、50代12人、60代3人。

 20代が増え60代が減ったことが明らかです。若い世代の投票率の低さが課題とされて久しいですが、今回の結果は将来につながる良い傾向として今後も注目していきます。