小中一貫教育は、急がず子どもたちの環境を整えることが大事

2016年7月11日 16時40分 | カテゴリー: 活動報告

市内には、小学校12校、中学校6校があります。

市内には、小学校12校、中学校6校があります。

公共施設(その半分は小中学校の校舎)の再編が課題になっている中、「未来の学校を考える市民意見交換会」が6~7月に7回開催され、施設一体型、6・3制から4・3・2制へ、などについて意見交換が行われました。

施設一体型小中一貫教育とは?  4・3・2制とは?  練馬区の小中一貫教育は中1ギャップを軽減できる(日本教育新聞2016年1月22日記事)。

老朽化が進む校舎の建て替えや、クラス数(1クラスおおむね30人以上、小中とも6クラスを下回らないように、規模に注視する)についてはかねてから課題となっており、27年3月公表の「武蔵野市学校施設整備基本方針」に明記されています。しかし、4・3・2制への移行は、今年2月の「武蔵野市小中連携教育推進委員会報告書~小中連携教育から小中一貫教育へ」で初めて提示されたものであり、議会内で驚きと懸念で受け止められました。7~10歳を「初志科」、11~13歳を「立志科」、14~15歳を「大志科」と名付けるのも唐突に過ぎ、違和感をぬぐえません。

今回の意見交換会は、公共施設再編・床面積16%削減の件と切り離して教育効果を議論する、との趣旨でしたが、参加された方々からは「施設一体型が狭い武蔵野市で本当に可能なのか?」「なぜ6・3制でいけないのか?」「結局、どこかの学校を減らす、ということなのではないか?」「市が用意した資料は、小中一貫教育が優れている。施設一体型が望ましい。4・3・2制でいじめや中1ギャップが解決する。といい話ばかりに聞こえる」など有意義な意見交換に至っていません。

 7月18日には市民グループが主催する学習会が開催されます。

武蔵野市「小中一貫校」を考えよう~子どもたちの未来は 子どもたちのために~

7月18日(月・祝)13:15~16:30 武蔵野スイングホール10階スカイルーム。 参加無料。

トークセッション 品川区・三鷹市・東久留米市から。 基調講演「小中一貫教育を検証する」講師 山本由美さん(和光大学教授)

主催:「小中一貫校」を考える会。問い合わせは、080-3410-8548(服部さん)。kodomokyoikumusashino@yahoo.co.jpまで。

 

制度改革で先生方が右往左往するよりも…

子どもたちが学ぶ環境を少しでもよくしていくためには、制度改革より日常的な取り組み(専門職やサポートスタッフなどの配置)を積み上げていくことが大事。それでなくても多忙化で悲鳴をあげている教職員の方々が制度改革でエネルギーを使うより、もっともっと先生方に寄り添った地道な取り組みを重視すべきです。小中一貫教育や施設一体型にこだわるよりも、子どもたちと毎日接している教職員の方々の声に耳を傾けるべきです。施設の話と分けて冷静に考え、混乱を招かないように進めるべきです。