自宅でエネルギーの地産地消~ベランダ発電体験記

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わが家のパネルは100W。サイズは1210×540×35mmです。

西園寺宅では、2014年夏に100Wキットを購入し、秋にセミナーを受講。初めはどう使っていいか正直に言ってよくわかりませんでした。2015年夏「扇風機で何時間使えるか試してみよう!」 夏の陽ざしで十分に充電したバッテリーを夜、寝室へ。扇風機を回してみました。

扇風機を動かしてぐっすり…。明け方4時頃、「キー」という音が…。「放電終了」「もうダメ~」というバッテリーのSOSアラーム音でした。(最初はビックリしました!)

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パネルの裏側。黒いケーブルは防水性カンペキで屋外に長期間置いても大丈夫。パネル本体は意外に軽くて、片手でも移動できるかも?というくらいです。

よし! これは使える! 昨夏はほぼエアコンなし、ソーラー扇風機で熱帯夜をクリア。

やったぁ~! 地球を汚さないクリーン電気だ! 電気の地産地消だ~~!!

電気使用量は? 毎年天候が違うので一概に言えませんが、下記の別表のように減りました。(電気使用量は、義母が施設入所した年と娘が独立した年に大きく減っています)

嬉しくなってつれあいに、「ノートパソコンもいけるみたい」と相談したら、「いいよ」と好感触。パソコン机の脇にバッテリーを置くようにしてみました。うん、これも全く問題なく使えました!

5無題

わが家では原発事故の後、FITを使って屋根にパネルを設置し省エネ意識がかなり徹底。家族が減ったことや20年経った家電を買い替えたこととあいまって、電気使用量は15年前の5分の1にまで減っています。

唯一の問題点(わが家においての)は、雨対策です。パネル自体は雨風に耐えるタフな奴ですが、バッテリーとの接続部分はやや弱いのです。セミナーの先生は雨風をしのぐコンテナを用意してくださったのですが、つれあいと相談の上、バッテリーは室内に置こうね、となり、ケーブルを室内に取り込むために、サッシ窓を常に2cmほど開けておくことに…。

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わが家は3階ですし、つれあいの在宅率が高いので、2cm開けておくのは無理なく可能です。そうでないお宅でどうするかは工夫が必要ですね。

 

リタイア後、在宅率の高い(在宅時はほぼノートパソコンを開けている)つれあいが、布団干しと同じ感覚で、「晴れたらパネルを出す」「午後は向きを変える」「雨になったら室内に取り込む」を自然にやってくれるようになりました。

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赤線のある大きめの箱が「インバータ」。直流を交流に変えます。少し音が出ます。 奥に見える黒い箱は「バッテリー」。バイクなどにも使う汎用品です。 手前に見える小さな箱は「コントローラ」。発電量のピークを調整します。 これらをプラスチックコンテナに収めています。

以上のパーツは、キットに全て含まれており、わが家では買い足したものはありません。特別な工事も不要でした。ノートパソコン、スマホの充電、プリンターに目いっぱい使って重宝しています。

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インバータのコンセント部分。ここから交流電気を供給します。ノートパソコンの電源コード(黒)とスマホの充電コード(白)を差し込んで使っています。

幸いなことに停電は未経験ですが、万が一の時にはスマホ・携帯電話の充電に十分使えますし、ご近所に「電気のおすそ分け」もできそうです。