ミミワンに会いに来て!~子どもの権利擁護センター開設
昨年制定された武蔵野市子どもの権利条例に基づき、10月1日から「子どもの権利擁護センター」が開設されました。
マスコットキャラクター「ミミワン」は、子どもたちの応募によるもの。「大きな耳で、子どもたちの話をよく聞いてくれる」と名付けられたものです。
壁に貼られた「夢の森」は、開設記念イベントに参加した263名の子どもたちが、それぞれの願いを書いたもの。子どもたちの願いがかなえられるまちづくりを目指す、決意の証しです。
最近、「闇バイト」による暴行傷害・殺人事件が頻発しています。「個人情報を知られた」「家族に危害を加えると脅されて断れなかった」…。実行役の言い分です。
自分自身が、守られる存在であること。「困っているから助けて」と言っていいんだということ。そのSOSを無視せずきちんと受け止められるおとな、社会であり続けること。
闇バイトで逮捕され連行される、暗い表情の若者を目にするたび、「この若者が子どもの頃に、自分自身を大切にすることの意味をちゃんと理解していたら、こんな犯罪に巻き込まれることはなかっただろうに…!」と思わないではいられません。
武蔵野市の子どもたちが、守られることを身に着け、成人ののちは「守る側」になってくれることを願ってやみません。