リユースに日の当たるしくみに見直していきましょう

使い捨てが当たり前になってはいけない!

サイズを統一した、生活クラブのリユースびん
サイズを統一した、生活クラブのリユースびん
 容器包装リサイクル法の2回目の見直しに向けて、現在「2R署名活動」が進んでいます。

 2月10日(木)ごみ減量に取り組む「クリーンむさしのを推進する会」の市民集会に参加しました。この日公務で欠席だった、市長や議員の皆さんにも聞いていただきたかったなあ、と思える充実した講演会でした。

1.講演の前に寸劇が・・・ 
 コーラ大好きの学生さん、回収の方(市職員が出演)、ペットボトルをほとんど利用しないクリーンむさしの会員の女性が出演。
 「私みたいに1年に何本も飲まない人と、1日に何本もたくさん飲む人と、どうしたら公平になるの?? 教えて、中井さん〜」
 この寸劇の後で、中井八千代さん(容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局長)の講演がありました。

2.ペットボトルとリユースびん
 500mℓペットボトルのリサイクル費用は、全国平均で1本「約5円」。この費用をすべて税金で賄う、というのが現在の容リ法のしくみです。赤ちゃんからお年寄りまで、ペットボトルを利用する人もしない人も、等分に負担するのです。
 一方、ほとんど見かけなくなった一升びんやビールびんなどのリユースびん。これらを回収・洗浄して再利用するためにかかる費用は、まったく税金と無関係。事業者負担のみです。
 これを事業者さんから見るとどうなるでしょうか。税金で面倒を見てもらえるペットボトルの方が断然オトク。容リ法ができて15年、ペットボトル消費量が激増し、リユースびんが激減したのは当然のことでした。
 
3.リユースに日のあたるしくみに!
 私も共同購入に参加している生活クラブ生協では、リユースのしくみづくりに力を入れています。例えば牛乳は軽量リユースびんを使用。(写真奥)
 調味料・シロップ類のびんは、350mℓと500mℓにサイズ統一し、すべてリユースします。(写真)マヨネーズやケチャップのびんも同様です。
 リユースに慣れると、ごみ出しがとってもラクになります。使い捨てしなくていい、というのは気分がスッキリします。こんなリユースのしくみにもっと日があたるよう、法律を見直していかなくてはなりません。

 武蔵野・生活者ネットワークは、「容器包装リサイクル法を見直し、ごみの総量を減らすしくみにする」「ごみ処理にかける費用を減らし、それを水・緑・子育て・福祉など、次世代につながる事業に使えるようにする」ことを訴えてまいります。

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