今回の審議で印象に残ったのは、
○第4期長期計画になかった「互いに尊重し認め合う平和な社会の構築」という基本施策がしっかりと書き込まれたことへの評価。
○職員数適正化は、単なる削減だけでなく、業務のなかみを見た適正化であることを市長が明言したこと。
○水道管老朽化や下水道の合流改善など今まで明らかになっていなかった課題が明確にされたこと。などです。
特別委員会での質疑は、(自分も含めての反省ですが)定例会での一般質問でもできる内容が含まれており、10年に1度の長期計画審議ならではの、長期的展望に立っての質疑応答であったのかどうか、検証の必要があるように感じました。
長期計画特別委員会で、西園寺自身が発言した主な内容は、記事の最後に示しましたので、ご覧ください。議会HPで録画を閲覧することもできます。
脱原発世界会議
1月14日〜15日の2日間、横浜みなとみらいのパシフィコ横浜で開催された「脱原発世界会議」。西園寺は1日目午後のイベントに参加しました。
開会イベントで発言した飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所)は、「右でも左でもなく、前に進もう」「違いに目を向けるのでなく、ウィングを広げよう」「時間軸を意識し、粘り強く未来志向で」「健全な経済性で、20世紀型巨大技術信仰を乗り越えよう」と呼びかけました。
海外からの40人のゲストを含め、90人を超える発言者がセッションを展開し、広い会場内の14か所の部屋やブースで、大小の展示や映画上映、アピールが行われていました。福島大学学生による「ふくしま若者会議」では、テーブルに分かれて模造紙を前に真剣な意見交換がされていました。都民投票のブースでは、枝元なほみさんが署名集めの呼びかけをしていました。
HPの発表によれば、2日間で11,500人の来場者があったそうです。1日目は当日券を入手する来場者が長蛇の列を作り、開会を小1時間遅らせなくてはならないほどの熱気でした。
【第5期長期計画特別委員会で、西園寺が発言した主な項目】
1日目:先進的であったがゆえの課題が、少なくないこと。
子育て世代の意見を反映するしくみが必要になること。
2日目:市民ワークショップの常設化、市民活動の整理と協働のルールづくり。
コミュニティ構想を共に学ぶことで、未来につながる活動の方向性が見える。
地産地消レストランの提案。
3日目:ごみ減量の取り組みへの評価。みどりの基本計画のPDCA。
水収支を昭和26年レベルに戻すことの意義。多摩産材の活用。