雪に包まれた南砺市は水の豊かなところ

小規模水力発電に期待

そばまつり会場のステージを、すべり台の上から見たところ。
そばまつり会場のステージを、すべり台の上から見たところ。
 2月10〜11日の2日間、富山県南砺市を訪問しました。南砺市は富山県の南西部、石川県・岐阜県と接しています。2004年8つの町村が合併してできました。武蔵野市は旧利賀村と30年を超える交流があったため、セカンドスクールの受け入れや青空市での名産品販売など、合併後の南砺市とも密接なおつきあいがあります。
 今回は、旧利賀村地域で開催されたそばまつりに参加のため、市議会議員19名で交流視察に伺ったものです。

 1日目は、井波地区の「井波彫刻総合会館」を見学しました。井波は木彫りの里。和室に欠かせない「欄間彫刻」では国内最大の職人集団が師弟関係を通じて技術を継承しています。
 夜は防寒着に身を包んで、そばまつり会場へ。しんしんと降りしきる雪の中、スタッフの方たちの熱い歓迎を受け、イベント会場に入り、名物のおそばや岩魚の塩焼きなど美味しいものに舌鼓を打ちました。
 19時からは真冬の花火。雪の中での花火、本当にびっくりしました。ふるさとを愛する南砺市の皆さんの思いが伝わってくる、冬なのに熱い熱い一夜でした。

 2日目は、世界遺産「相倉(あいのくら)合掌造り集落」見学。世界遺産の指定は受けたが、けっして観光地にしない。そこで暮らす住民の生活と景観を共存するため、住民駐車場の設置ひとつにも配慮して、「愚直に雪国の暮らしを守っています」との説明が印象的でした。

 融雪パイプや除雪作業車の配備などが進み、雪で道路が閉鎖、陸の孤島になる心配はなくなったとのことでしたが、南砺市全体では、冬の間、一日平均3,000万円の除雪費用がかかるとのことでした。
 豪雪と戦い続ける南砺市ですが、それは水の恵みが豊かであるということでもあります。再生可能な自然エネルギーに注目が集まっている現在、どんな取り組みがされているかお聞きしたところ、「豪雪地帯なので、太陽光や風力は困難。しかし、水が豊かで流れが急であるため、小規模水力発電の適地が多い」との情報をいただきました。
 エネルギーの地産地消がむずかしい武蔵野市民として、自然の恵み豊かな南砺市で進んでいる再生可能エネルギーの取り組みをぜひ応援していきたいものだと感じました。