議席は市民のためのもの
9月4日と22日付け本HPで、武蔵野市長選挙立候補に伴い議員辞職する2人の候補者に対し、「自動失職にせず、議員辞職すべき」と申し入れを行ったことを報告しました。その意義はすでに書いた通りです。
この件に関し、9月23日付け朝日新聞むさしの版に記事が掲載されました。本HPの閲覧をきっかけに取材した事実に基づき、記者がまとめたものです。記事の末尾に、西寺雅也さん(元多治見市議・市長。現在名古屋学院大教授)が、「多様な意見を集約して反映させるのが議会の役割。自らの選択次第で欠員が出るのがわかっていて自動失職を選ぶのは、首長になろうとする者として不見識だ」とのコメントを寄せています。
この記事や本HPを閲覧した市内外の方々から「これはおかしい」「もっと詳しく説明して」などの声が寄せられています。議員は市民のために働く存在であり、議会内の陣取り合戦の場ではありません。市民には「26人の議員を選ぶ権利」があります。
立候補予定の2人の現職市議には、9月28日まで、議員辞職届を提出するチャンスが残されていましたが、2人とも自動失職の道を選びました。武蔵野・生活者ネットワークと西園寺みきこは、この選択は、市民自治を進める上であってはならないこと、議会と議員の役割を軽視した行為であり、議員として市長候補として間違った選択である、と強く抗議します。