5月25日 境南小学校の運動会 大人の役割とは?

藤橋校長先生の挨拶です。

 5月25日、地元境南小学校の運動会にお邪魔しました。

 天候に恵まれ、全校生徒がのびのびと動いているようすは本当に微笑ましいものです。徒競走や玉入れで一生懸命に走っているのを見て、手をたたき声を挙げて声援を送りました。

 毎年お邪魔して感じるのは、狭い校庭の中で、子どもたちの活動を向上させるための教職員の方々の絶え間ない工夫です。1年生の玉入れでは、音楽に合わせて踊りながら「競技」と「待機」を繰り返すスタイルになっていて、子どもたちが自然に体を動かせます。2年生のなわとび演技では、「一人跳び」→「一方を隣の人が回す二人跳び」→「なわを二人で回す二人跳び」→「四人跳び」と、一人ひとりの技能を高めた上で、複数が協力し助け合わないとうまくいかないプログラムになっているのです。

 入退場の際も、「全力疾走」を働きかけているらしく、1年生から6年生まできびきびと動いていました。この子どもたちが、のびのびとその子の個性を尊重される社会にしていかなければなりません。ブラック企業で苦労したり、心を病んだり、することのない社会を目指さなければなりません。ましてやこの子らが殺されたり殺したりする、愛する家族と引き離されたり、ふるさとを失ったりする社会などもってのほか…。大人の役割をはたしていかなければならないことをあらためて痛感した一日でした。