7月31日東京都知事選 鳥越俊太郎さんを応援します
舛添前都知事の辞職に伴う東京都知事選は、7月14日告示、7月31日投開票で行われます。
今回の都知事選で、東京・生活者ネットワークは鳥越俊太郎さんを応援します。
東京都は、地方議会の中で議会改革が遅れている自治体の1つと言われています。(議会改革度調査2015で全国35位。2014年は43位。早稲田大学マニフェスト研究所による)
今回の候補者選びにおいても、過去の候補者選びにおいても、知名度優先、後出しジャンケンが有利など、地域自治、住民自治、熟議による民主主義の深化とは程遠い状況が続いてきています。
1,300万人が暮らす生活のまち東京の課題は山積みです。スウェーデンの国家予算より規模が大きい東京都のリーダーを選ぶにあたっては、17日間の選挙期間では不足であり、2~3か月の準備期間を設けて、じっくりと候補者の主張や資質を吟味する。2人続いた知事辞任の顛末を見ると、都知事の選び方そのものを変えるべき時期に来ているように思います。
選挙の時だけではない、有権者と政治家のコミュニケーションを深めていかなければなりません。
西園寺は2005年にドイツエコツアーに参加。環境首都として知られる南部フライブルグに滞在しました。ちょうどメルケル大連立政権が誕生する直前の選挙戦の最中であり、街角には、CDU(キリスト教民主同盟、青のパラソル)と、SPD(ドイツ社会民主党、赤のパラソル)、緑の党のパラソル、と主要政党のパラソルにスタッフが待機し、買い物客と世間話の雰囲気で、政治について対話している風景を見ました。日本の選挙風景とは全く違い、政治と生活が違和感なく、つながっていることを体感してきました。緑の党の党首演説会で、ピアスをした若者含め、数百人の市民が、党首の発言に真剣に耳を傾けていたようすは忘れることができません。シチズンシップ教育の重要性を痛感したきっかけでした。
今回の都知事選が、有権者1人ひとりが東京都の将来を考え、政治と生活の距離を縮めるための大きな分岐点になるよう望みます。