マイクロプラスチックが有害物質を吸着して魚のおなかに?? 

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マイクロプラスチックは、「メラミン樹脂スポンジ(商品名激落ちなど)のかけら」「スクラブ洗顔フォームなどに含まれるマイクロビーズ」「レジ袋やペットボトルなどが廃棄され、長い時間の末に細かく砕かれたもの」などです。

私たちの生活で排出される小さなプラスチック粒子「マイクロプラスチック」(直径0.3㎜以下、1㎜以下など定義は定まっていません)が、野生生物と人間の健康に与える影響が大きな問題になっています。

「私たちの暮らしとつながる 海のマイクロプラスチック汚染を考える」

10月16日(日)14:00~16:30(開場13:45)。

武蔵野プレイス4階フォーラム(武蔵境駅南口すぐ右)。100人。

一般500円の資料代。クリーンむさしのを推進する会会員は無料。

基調講演:高田秀重さん(東京農工大学教授)「マイクロプラスチックによる海洋汚染の実態とその対策」

発言:東京都環境局 資源循環推進専門課長 古澤康夫さん。

マイボトルマイカップキャンペーン武蔵野市民の会。

主催:NPOごみ環境ビジョン21 クリーンむさしのを推進する会

後援:武蔵野市、小金井市、西東京市、調布市(予定)

プラスチックが魚のおなかに?

人類が、プラスチック(高分子ポリマー)という優れた素材を発明して、約90年。軽い、可塑性(プラスチックとは可塑的という意味)がありどんな形態にも加工できる、防水性、安定性など多くの点で、大きな恩恵をもたらした発明と言えます。その一方、安定性が高すぎて、環境中に排出されたプラスチックは腐ることなく、そのまま小さな破片となり存在し続けます。

今、海洋中には世界中の国々から排出・廃棄されたプラスチックの破片がたまり続け、「プラスチックスープがどんどん濃くなる一方」と指摘されています。昨年10月には、NHKクローズアップ現代で取り上げられ、大きな反響を呼びました。

注目しなければならないことは、マイクロプラスチックそのものは物理的に安定で環境に悪さをしないとしても、その化学的特性から、ダイオキシン・PCBなどの疎水性の有害物質を吸着してしまうため、海洋中の有害物質を濃縮してしまう。その微粒子を飲み込んだ小魚を、大きな魚が食べるという「生物濃縮」の輪にのっかってしまい、私たちの食卓につながってくる可能性があるということです。怖い!

プラスチック製品を無制限に使い、垂れ流す現在の生活を漫然と続けていけば、おなじみの魚のハラワタを取ろうとしたら、白い粒子がびっしりとくっついていた…なんてことが現実になってしまうかもしれません。現状がどうなっているのか? どんな取り組みが必要か? 考えましょう。