福島原発事故の責任を問う! 1日も早く裁判を!

2017129

1月29日、福島原発刑事訴訟支援団の集会に参加しました。

2011年3月の福島第一原発事故から6年が経とうとしています。15mクラスの津波は、当初繰り返し言われていたような「想定外」などではありませんでした。貞観地震津波の知見が得られた事故の数年前、少なくとも2007年時点で明らかになっており、3.11直前には関係者間で共有されていたのです。

全国の市民による刑事告訴は、武藤類子さんらの呼びかけにより、2012年福島県民で開始。2013年までに首都圏約6,000人も加わって、全国14,000人強に達しました。不起訴の判断と、検察審査会の審査を重ね、2015年7月にようやく勝俣元会長ら3人の「強制起訴処分」が決まりました。

が、その後の東京地裁の動きは遅く、起訴決定から1年半経った今も、開廷の見通しが不明です。集会では、弁護団の河合弘之弁護士、海渡雄一弁護士らが、裁判の見通しについて報告されました。

事故の責任の所在を問い、東電や保安院、政府事故調の隠蔽体質を変えなければなりません。大きすぎる事故だからと言って、あいまいうやむやなままに終わらせては日本人が歴史に汚点を残すことになります。