大義なき解散! 菅直人さんと立憲民主党を支持します

明日告示される衆議院選挙は、安倍内閣による「大義なき解散」「負け幅を最小化するタイミングを見計らっての自分勝手解散」により、急遽決まりました。

その日のうちに、小池都知事が「希望の党」立ち上げを宣言し、民進党前原代表らの動きに注目が集まっていたところ、小池都知事のいわゆる「リベラル派切り」の発言があり、10月3日、枝野幸男元官房長官が「立憲民主党」を結成したプロセスはご存知の通りです。

西園寺みきこは、今回の総選挙で、「自民党」「希望の党=第2自民党」と明確に立ち位置の異なる、「立憲民主党」を支持します。

その理由は、

1.党名に掲げた通り、「現憲法の3つの原則、平和主義・基本的人権の尊重・国民主権」を堅持し、立憲主義に基づくスタンスが明確である。

2.「原発ゼロ基本法」の制定を掲げ、核燃料サイクル失敗の後始末、立地自治体の地域雇用対策、などを含めた実現可能な方向性を示している。避難計画なしの再稼働を認めないと明言している。(希望の党も「原発ゼロ」を掲げているが、小池代表はじめ所属議員の顔ぶれを見ると、今まで原発ゼロに真摯に取り組んできたと思える方がいない。選挙で勝つために急に出してきた政策にしか見えない)

3.消費税増税については、使い道が明確でなく、加計学園問題の責任者の1人である佐川長官への疑惑が晴れない現在において認められない。(中長期的には財源確保の方法としてじっくり議論すべき)

4.安全保障は、専守防衛の原則を守る。(徒らに国民の不安をかきたてるような言動は、慎むべき)

西園寺を含む生活者ネット議員、全国の超党派の地方議員ら約100人が参画している「自治体議員立憲ネットワーク」は、10月7日、以下の声明を発表しました。西園寺みきこは、この声明に賛同し、東京18区では菅直人さん。比例区では立憲民主党を支持します。

第48 回衆議院議員総選挙にあたって(声明)
今こそ平和リベラル勢力の結集を!

10 月2 日民進党の枝野幸男代表代が「立憲民主党」を立ち上げました。私たち自治体議員立憲ネットワークは、立憲民主党の結党を歓迎し、今こそ平和リベラル勢力の結集を訴えます。
 
安倍首相は、言論の府である国会をないがしろにし、前代未聞の臨時国会冒頭での解散を強行しました。森友学園や加計学園問題について、野党からの追及を避けるための大義のない自己保身解散であり、いよいよ憲法9 条の改正を選挙公約に掲げようとしています。
 一方、突如現れた小池百合子都知事を代表とする「希望の党」は、「リベラル排除」を明確にし、安保法制反対、外国.参政権反対など「踏み絵」により、合流する民進党候補者を選別しました。全候補者を公認するとしていた前原民進党代表は、リベラル排除を「想定内」として仲間への裏切りを明らかにしました。「寛容な保守」を掲げながら民主主義とは程遠い独裁を明確にし、自民党との連携をも示唆する希望の党の実態は、「第2自民党」ともいえる改憲の補完勢力です。

私たちは、今こそ立憲主義を大事にするリベラルの真価が問われるときだと考えます。「平和リベラル」対「改憲保守」の構図が明確になるなか、希望の党から立候補しないことを明言する候補者が増えています。これまでの市民連合と立憲野党との共闘の積み重ねを大事にしながら、憲法改正、国民投票を阻止できる数の議員を当選させなければなりません。

 私たちは、平和リベラル勢力の結集を呼びかけるとともに、市民と立憲民主党・社民党・共産党の3 野党による共闘を再構築し、最大限選挙区のすみ分けの協議を進め、それぞれの地域で市.・野党連合の一翼を担います。 立憲フォーラム所属候補者を中心とした平和リベラル候補との連携を強化し、「ピンチをチャンスに」変え、憲法を変えるのではなく活かす政治、働く人や生活者を大事にする経済政策を旗印に、安倍暴走政治を食い止めるため全力を尽くします。

                            2017 年10 月6 日
                        自治体議員立憲ネットワーク