自宅療養者支援、ワクチンについて、皆さんの疑問にお答えします

自宅療養者支援、ワクチン接種の状況、コロナ専用病棟など、市民の皆さまからお問合せの電話をいただくことが増えました。

9月15日議会厚生委員会で報告された情報に基づいてお知らせします。

 

問1:武蔵野市のワクチン接種は遅いのですか?

答:いいえ。東京都全体の平均を上回っています。

表1 市民接種の状況

 

問2:自宅療養で亡くなる方のニュースを見ます。何かできることはないの?

答:2月から支援を始め、9月からさらに強化しました。

感染者支援は本来都がやるべき仕事であり、市に予算も権限もありません。が、市民の皆さんの声を受けて、今年2月から支援窓口を設け、9月から支援を強化しています。

保健所がなく、陽性者の個人情報を持っていない武蔵野市では、

自宅療養者の方から、市にアプローチをしていただくことで、初めて支援が始まります。

軽症であってもぜひ市役所にご相談ください。まずはお電話を!

 

対象となる方:陽性判定を受け、自宅療養中、入院療養の調整中で自宅待機されている方。

※ 9月15日現在、市内に約110人おられます。8月の第5波ピーク時には、500人に迫る勢いでした。

支援の内容

  • 食料品支援:レスキューフーズ3日分セット(2月から継続、災害備蓄品など)。新規に軽食セット、ゼリー、ドリンクなども準備しています。
  • 日用品支援:トイレットペーパー、ティッシュペーパー、石けん、おむつなど。
  • 既存の「レスキューヘルパー」などの生活相談。
  • 【新規】パルスオキシメーター貸与、医師会と連携して安否確認や訪問看護師の派遣など。

なお、保健所のない多摩地域の自治体の市長会から、東京都に「自宅療養者情報を自治体と共有してほしい」との要望を出しており、実現に向けた動きが期待されます。

 

問3:武蔵野市へのワクチン配分が少ないの?

答:武蔵野市へ、というより、そもそも国から東京都への配分が少ないのです。

東京都の人口は全人口の1割強。配分数も1割のはず? になっていません。感染のホットスポットとなっていた東京都への配分は、科学的医学的知見に基づき、手厚くする必要がありましたが、現実はそうではありませんでした。

表2 ファイザー社製ワクチン供給の状況

問4:コロナ専用病棟を持つ「市立クリニック」って?

答:東京都の既存施設を活用する方が、はるかに的確で有意義です。

武蔵野市は8月26日、北多摩南部医療圏に属する6市(武蔵野市、三鷹市、府中市、調布市、小金井市、狛江市)と共に「臨時医療施設開設に関する緊急要望(いわゆる野戦病院を求める内容)」を都知事に提出しました。

市が独自に建物を建てて医師を集めるよりはるかに「迅速で」「税金の使い方として的確で」「市民の皆さんの不安に応える有意義な方法」です。

 

今後も、皆さんからの疑問にお答えしていきます。ご連絡をお待ちしております。