笹岡ゆうこさん当選! スイングシティ武蔵野の声を都議会へ!

立憲民主党と東京・生活者ネットワーク推薦、超党派議員が応援した、笹岡ゆうこさん(無所属新人39歳)が、6月22日投開票の東京都議会議員選挙、武蔵野市選挙区で当選しました。

笹岡ゆうこ(無所属新人) 23,404票 当選

東真理子(自民党現職)  20,027票 次点

松井隆雄(国民民主党新人) 11,599票 落選

尾花山かずや(再生の道新人) 4,727票 落選    投票率 50.02% (前回2021年より、2.4%上昇。都内で8位。町村・島しょ部を除く)

期日前投票した方は、18,943人(投票した人の15.6%にあたります。前回2021年より、3,735人、24.56%上昇)

参院選の前哨戦ではない

9日間の選挙戦、有権者の皆さんが何を見て何を感じているか? 西園寺みきこは、選挙カーでまちを回り、笹岡さんへの支持を訴え、駅頭遊説に参加しながら、有権者の皆さんのようすに注目していました。目も耳も五感全部を使って、市民の皆さんが何を望んでいるのか、何に怒っているのか、何に共感しているのか、くみ取ろうとしていました。

終盤戦まで勝てるかどうか全くわからない中で、全力応援したその結果が、22日(日)深夜に判明した時には、本当にホッとしました。またこれからの市政、都政へのさまざまな影響について、考えさせられました。

テレビ新聞では盛んに「国政選挙の前哨戦となる」「12年に一度」と報道し、過去の歴史的な選挙結果映像を流していました。が、私は選挙カーで「参院選の前哨戦ではありません」と訴えました。国政には国政の、都政には都政の、市政には市政の課題があります。今回の東京都議選で言えば、「3期目に入った小池百合子知事への評価~イエスマンだけの都議会にしてはいけない~小池都知事は3期目当選以来、知事野党?にはまともな答弁をしなくなっている」「経済、インバウンド対策だけでなく、生活者の目線で暮らしを支える施策が足りない~教育現場での働き方改革~小池知事が子ども子育て支援に力を入れているのは評価できるが、保育の現場、介護の現場への支援、とりわけ訪問介護への支援が全く足りていない」「昨年発覚した都議会自民党によるウラ金問題を自ら解決できないまま選挙に突入した、都議会の古い体質、閉鎖的な体質を一掃すべき」「都議会は、全国の自治体議会の中で、最も改革が遅れていると言われてきた~情報公開や議員間討議などなどもっともっと議会改革を進めるべき」などを、生活者ネットワークと西園寺みきこは、大きな課題として捉えていました。

全国で行われる参院選の直前に、人口の約1割を占める首都東京で、選挙戦が行われるのですから、国政政党にとっては「前哨戦、つまり信頼度が極めて高い事前モニター調査」なのかもしれません。しかし、地域政党、生活者ネットワークは、「それぞれの自治体が抱える課題を、現実的に解決するために選挙を使って訴え、議席をいただき、政治の場で解決する」と考えています。前哨戦ではないのです。

市議選と市長選、都議選、国政選挙、全部違います

選挙戦の中で、「一昨年の市長選で僅差で負けたのは悔しかった」「今度こそ勝ってほしい」こんな声をたくさんいただきました。非自民候補を継続的に応援してくださる方々が多いことがよくわかります。市長選と都議選は、「1人を選ぶ」点で、非常によく似ていますが、実は全く違います。この点を誤解しておられる方が非常に多い、ということもわかりました。

「たった1人を選ぶ」点は同じですが、「首長として行政のトップとなって、自分を支持しなかった人を含めた全市民のために働く(守る側)」市長。「127人の一人として働く。自分と同じ政党あるいは支援者のために、特色の強い政策提案を行う。(行政を攻める側)」都議会議員。働き方、活動の目的が全く違うのです。

1人区は「スイングステート」笹岡さんの都議としての活動に期待します

アメリカの大統領選挙では、「レッドステート」「ブルーステイト」「スイングステート」という言い方があります。それぞれ共和党が強い州(テキサス州など)。民主党が強い州(ワシントンDCなど)。そのどちらでもなく、選挙のたびに大激戦となる州(ペンシルベニア州など)。という意味です。

武蔵野市は、三鷹市・立川市・府中市などが2人区であるのに対し、1人区。2000年以降、「自民」「民主」「民主」「自民」「都民ファ」「立憲」「自民」とスイングしています。その時の都政の課題や国政への評価などで激しく揺れ動き、大激戦となっているまさに「スイングシティ」なのだと思います。大激戦となった今回、投票率は前回2021年より2.4%上昇して、50.02%となりました。有権者の意思がよりくっきりと出る選挙区と言えるかもしれません。

笹岡ゆうこさんには、4年間の任期で、都議として大いに動き、活躍してほしい。都議会の中を、もっとオープンにわかりやすい場にしてほしい。小池知事のいいところはいい。悪いところは悪い、ときっぱり発言し、判断してほしい。他の都議と協調しながら、政策提案をしてほしい。注目していきます。

選挙戦最終日、吉祥寺駅北口にて。最後のご支援のお願いをしました。