PFASから身体を守る~西園寺からの提案~PFAS武蔵野市民血液検査その2

大手スーパーや量販店、ネット購入もできる「浄水ポットタイプ」は、最も身近な除去対策です。複数のメーカーから3,000~5000円程度で出ています。(特定の商品をお薦めするものではありません)
私たちが今すぐにできるPFAS対策は、浄水器を活用することです。
PFASは、低体重、腎臓がん、などとの関連が指摘されており、米国アカデミーは「20ng/㎖」を提唱しています。そして、今年7月に行った武蔵野市民有志47人の血液検査では、4割の方が20ng/㎖を超え「要注意・要精検」レベルであることが明らかになりました。
健康被害との因果関係が公式に判明するのを待ってはいられません。小さいお子さんにはぜひPFAS除去対策をとってほしい。腎臓リスクのある方、その他の疾病を抱え、少しでも体力消耗を避けたい方にも、浄水器の活用をお薦めしたいと思います。
西園寺の提案
PFAS除去対策としては、「活性炭」「逆浸透膜」の2種類があります。身近で取り組める浄水器のタイプを3種類提案します。(特定の商品をお薦めするものではありません)
1.浄水ポットタイプ
最も手に取りやすく、低額で取り組める方法です。飲む分の水をフィルター付きポットに入れると数分で沪過が終わりますので、その浄化済みの水を使ってお茶やコーヒーを飲む。ポット本体は3,000~5,000円程度。フィルターは1個800円程度です。西園寺は生活者ネット事務所で使っています。

フィルターだけを取り出して、お皿に載せています。
2.蛇口ビルトインタイプの浄水器

蛇口ビルトインタイプ。円筒状のフィルターを蛇口にセットします。「原水」「浄水」のコックを切り替えて使います。
西園寺自宅のキッチンでは、この浄水器を使っています。1のポットよりは高額です。フィルターも1本1,000円強します。
3.蛇口後付けタイプの浄水器

今回の「ふだん飲んでいる水」検査(次の記事参照)で、「検出せず」となったお宅の浄水器。量販店で2万円ほどで購入したとのことでした。
既存の蛇口に後付けできるタイプの浄水器です。「原水」「浄水」をコックで切り替えて使うのは、2のビルトインタイプと同じです。
フィルターが命 早めに交換することが必須
いずれのタイプを選ぶにしても、フィルターが命。フィルターには「●●リットルまで」という浄化性能の目安がありますので、それぞれのお宅の使用量を計算した上で、早め早めに交換する。交換を忘れると、浄化の機能を期待できなくなります。使用説明書をよくよく読みましょう。
例:1の浄水ポットの場合。商品説明の中に「1日5.3リットル使用の場合約4週間に1回交換」と目安が示されています。ここから「1日1リットルなら4か月」「事務所は毎日は使わないので、半年に1度で十分」などと類推することができます。フィルター交換の日にちを、ポットに記録しておくことをお薦めします。

