誰も喜んでない? 熱狂なし、喜びなし、勝ちすぎ選挙結果

選挙戦終盤、2月6日(金)夕方、武蔵境駅にて。

2月8日(日)投開票の衆議院選挙で、自由民主党が2005年郵政選挙以来と言われる圧勝、大勝を果たしました。
武蔵野・生活者ネットワークと西園寺みきこが応援した、松下玲子さん(中道改革連合)は、比例復活ならず落選となりました。
武蔵野市選挙区と東京18区の結果
福田かおる(自由民主党) (市)39,251票 (18区)117,383票 当選。
松下玲子(中道改革連合) (市)22,998票 (18区)69,722票 次点。
鈴木ゆうま(国民民主党) (市)10,306票 (18区)33,497票 落選。
徳永由紀子(参政党) (市)4,909票 (18区)17,121票 落選。
吉田あや(再生の道) (市)2,519票 (18区)8,330票 落選。
投票率 (市)65.45%…前回62.64%から2.81%アップ。 (18区)62.79%…都内3位。
想像を絶する自民党圧勝となりました。維新との連立を要しないほどの議席数は、自民党が提出する法案がすべての委員会で可決できてしまう一強体制を意味します。
しかし、結果が出て満足?喜んでいる?人にはまだお会いしていません。勝った自民党サイドの方々が表情を曇らせ、「これからが大変だ」「こんなに勝ちすぎたのでは…。まとまるものもかえってまとまらない」などのため息交じりの声が…。
現役世代の皆さんの表情が暗い
さらに、現在選挙期間中の日野市、町田市の駅頭遊説に応援参加して感じるのは、帰宅途中の現役世代の皆さんの表情が本当に暗いこと。自民党圧勝への期待感どころか、「円安、物価高騰、賃金上がらない。このままで生活はよくならない…」との不安がかえって高まっているかのような、疲れ切った表情なのです。
こんな国力の低下を招いたのは、目先の選挙で勝つことばかりを優先し、超高齢化・少子化・製造業の低迷・外国人労働者との共生・そして女性も男性もともにその人らしく働ける基盤整備など、50年単位で国をつくる、そのために国民を説得していく。本来の政治の責任を回避してきた、自民党そのものであることは明白です。私はそう考えます。
株式で稼いでいる方、それはなりわいの一つのあり方ではありましょう。が、額に汗して、日々働いている、エッセンシャルワーカーの方々をお見かけするたびに、「まじめに働いている人が損している」と思ってしまうような世の中にけっしてしてはならない。一握りの人たちの利益のために、子どもや孫が戦場に送り出されるような世の中にはけっしてしてはならない。と心に刻むのです。
唯一救いとなったのは、高市人気一色?のSNS上と異なり、メディア報道が抑制的であること。前回記事に書いた、先進的とも思えるワイマール憲法下で、熱狂的な国民人気でナチス独裁体制が急伸した、とまでの状況に至っていないことです。
歴史学者の磯田道史先生は、マーク・トウェインの言葉「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」としばしば語っておられます。全く同じことが起こるわけではないが、似たようなパターンが歴史上繰り返して現れる、という意味です。
高市総理がヒットラーのような熱狂を引き寄せているとまでは言えないけれど、韻を踏みつつちょっと違う形で、私たちはどこかとんでもない場所に導かれているのかもしれない。
西園寺みきこと武蔵野・生活者ネットワークは、思いを同じくする方々と連携を強めながら、平和と人権、生活者としての訴えを続けていきます。
