人権侵害と差別発言を許さないことに関する決議、全会一致で可決

あらゆる立場の方が、人権と尊厳を守られる社会を目指していきます。

 9月30日の第3回定例会最終日、「地方議会における人権侵害及び差別発言を許さないことに関する決議」が全会一致で可決されました。

 決議文は以下の通りです。

地方議会における人権侵害及び差別発言を許さないことに関する決議

 近年、民間企業をはじめ社会全体に人権や差別への理解が進み、人権侵害や差別発言は決して許されないとの認識が広まる中、言論の府であるべき議会はその範を示す立場にある。

 武蔵野市議会は、人権擁護及び男女共同参画の推進に一層の取り組みを進める立場から、人権侵害及び差別発言をせず、許さないことを誓う。

 平成26年9月30日    武蔵野市議会

 提案者は、西園寺みきこ(民主生活者ネット)、蔵野恵美子(民主生活者ネット)、小美濃安弘(むさしの無所属クラブ)、山本ひとみ(市民の党)、土屋美恵子(市民クラブ)、本間まさよ(日本共産党武蔵野市議団)の6名。

 6月18日東京都議会でのセクハラ野次発言問題は、大きな社会問題となりました。現在の武蔵野市議会では、議場での目立った野次発言はなく、セクハラ問題が重要課題となっているわけではありません。しかし過去には女性議員が不愉快なふるまいを受けた例もあったと先輩議員から聞いています。地方議員への有権者の厳しい視線を厳粛に受け止め、自ら襟を正し、あらゆる立場の方の尊厳が守られる社会を築いていきたいとの趣旨で、決議文を提案し、全会一致での可決につなげることができました。