オフグリッド生活は晴耕雨読! すがすがしさがある!
7月4日(土)、NPOみたか市民協同発電のセミナーを聞きました。講師の佐藤千佳さんは、現在「女性自身」などにコラムを連載中。「天然住宅」(自然素材での住宅建築で知られているメーカーさん)の施工により、昨年夏から住んでいるそうです。
省エネ生活、節約型生活、江戸時代のような生活?
佐藤千佳さんは「皆さんの生活と違うのは、『テレビ』と『電子レンジ』がないこと。それ以外は、冷蔵庫・洗濯機・ノートパソコン・ヘアドライヤーなど全くストレスなしに使っている。晴天の日はむしろ家電を使って家事をガンガンやっています!」と楽しげに語っていました。テレビはもともと止めようと考えていた。電子レンジの温め機能は、蒸し器か湯せんで十分、と。
自然のリズムに合わせた生活は、すがすがしい!
「天気予報に気をつけて『明日は晴れるから、家電を使う家事をガンガンこなそう!』。『今日は雨だから、洗濯物は明日まとめてやることにして、今日は本を読んだり調べものをしよう!』とまさに晴耕雨読、自然のリズムに合わせた生活ができています。お天気にかかわらず、仕事をこなそうとする現代の常識は、人のバイオリズムに合っていない。ストレスの原因ではないか?」と指摘されていました。
メーターがないんです!
新居竣工後、東電の検針員が来訪し、「メーターはどこでしょうか?」「ないんです」との漫画チックなやりとりがあったこと。しばらくしてから東電の背広組が複数見えて、(どうも電気を盗んでいると思われたらしく)詳細な説明を求められたこと。緊急時のために電線をつないでおこうとしたが、「距離が不足なので敷地内に電柱を建てなければならない」と言われ、結局つなぐのを断念したこと。など、東電とのユーモラス?なやりとりも。
売電しないのはもったいないけれど・・・
快晴時は、(家電をフル稼働したとしても)当然自家消費しきれず、電気を捨てていることになります。「買い取り価格制度を活用して売電収入を得ることは考えないのか?」とのフロア質問に対し、「東電に売りたくない」との答えでした。来年度以降、東電以外の電力会社に売電できるとすれば、選択の余地は広がるかもしれませんね。