1.増えているデートDV
竹内さんによれば、今増えているのはデートDV。中高生が交際相手から暴力による支配を受け、愛情表現と勘違いしてしまうケースです。高校で男女平等を教える取り組みは、都内では神奈川県より遅れているとのこと。積極的に進めなくては!と思いました。
2.DVは性格や病気ではありません
DV加害者(97%が男性)は、相手を選んでいる。職場などではちゃんと感情をコントロールできている。竹内さんが取り組む「加害者プログラム」は、暴力に拠らずにパートナーに感情を伝える方法を学んでもらいます。
3.ディズニーランドで逮捕?
仮に、あるカップルがDLで休日を楽しんでいたとします。女性がカメラをさっと取り出さなかったため、男性が腹を立てて女性を蹴ったらどうなるでしょう? アメリカなら、あっという間に男性が逮捕され、「刑務所に行きますか? それともDV加害者プログラムを受けますか?」と選ばされるとのこと。ちょっと驚いてしまいました。だって日本では、イラついた男性がちょっと女性を蹴ったとしても、みんな見て見ぬふり・・・。警察に連れて行かれるなんて、想像できないのでは??
4.リタイア後も、民間シェルター運営に心血を注ぐ土方さん
無償でDV被害女性の支援を続けておられる、元公務員の土方さん。駆け込み場所=シェルターは秘密厳守なので、公共施設内に置けず、民間シェルターという形にならざるを得ません。昨年28組の家族を支援したとのことです。
5.補助金を出している自治体
06年度は7市。09年度は13市からの257万円で年間の活動をまかないました。武蔵野市民も支援を受けているとのことでしたので、シェルター運営をサポートする必要があると感じました。
6.誰もが、その人らしく生きられる世の中へ
誰かがガマンすることで収まりがつく世の中って本当はおかしいんじゃないかしら? という土方さんの提起が胸に響きました。DVの実態や男女共同参画の考え方を、たくさんの方にお知らせし、ともに助け合えるしくみづくりにつなげていきます。