六ヶ所村再処理工場を見学しました

2014年5月14日 13時03分 | カテゴリー: 活動報告

阻止ネットのロゴです。マグネット式なのでわが家のマイカーにくっつけています。

 5月9~10日、青森県六ケ所村再処理工場を見学してきました。

六ヶ所村は「鳥も通わぬ…」

 「やませ」による冷害に悩んできた六ヶ所村には、核燃サイクルの中核である再処理工場など施設群が立地しています。運営する㈱日本原燃は県内最大の雇用主。旧来の村落とは異質な人工の町に社員寮や文化ホールが立ち並び、「戸建て住宅を建てると村から100万円もらえる」とPR看板がありました。

六ヶ所村の地元の人々は…

 ガイド役の山田清彦さん(核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団事務局長)によれば、反対を明言している村民はわずか。菊川慶子さん(映画「六ヶ所村ラプソディ」出演の酪農家)は「『陰ながら応援する』と言ってくれていた村民も、3.11後態度を変えた」と嘆いていました。推進派の締め付けは厳しくなっているのです。

菊川慶子さんは、花とハーブの里を運営し、「核燃に依存しない暮らし」を模索されています。チューリップなどたくさん植え、多い年は8,000人以上が来訪されたそうですが、3.11後お休みしているとの事です。

阻止ネットとの質疑の場で…

 原燃PRセンターで、視察を主催した阻止ネット(六ヶ所村再処理工場に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク。2007年設立。生活クラブ他6団体が呼びかけ団体)が事前に送付した質問への回答を聞きました。担当者は「政府が4月に公表したエネルギー基本計画で、核燃サイクルは堅持された」と胸を張っていましたが、使用済み核燃料をガラス固化体に減容する過程がトラブル続きであることはやり取りの中で明白。竣工延期は19回。「いつかは成功するはず」と課題を先送りしてきた核燃サイクルはどこ一つとってもうまくいっていない破綻した事業です。

危険とお金を引き換えに…

 都会が消費してきた「原発=トイレなきマンション」の電気。その「トイレ」である六ヶ所村を潤すために私たちが払う電気料金がつぎ込まれ、引き換えに放射性廃棄物が運び込まれ続けています。都会と過疎地をつなぐツールが「危険とお金の取引」であってはなりません。都会に住む私たちは、原子力発電と核燃サイクルの「ウソ」をもっと自覚しなければなりません。

六ヶ所村中心部のショッピングセンター内に、原燃PRコーナーがあり、子どもたちが遊べるようになっていました。

 

阻止ネットHPには、質問状と回答がアップされています。 http://www.soshinet.org/home

報告会を行います

 六ヶ所村視察報告会 6月3日(火)18:00より生活者ネット事務所にて。申込は36-3767か090-6015-8706(西園寺)までお願いします。